月面の作例

当店のお客様より、タカハシFC-100による素晴らしい月面画像(12月18日の月面X)が届きました。機材や撮影手法など、ぜひ参考にして頂ければと思います。(画像をクリックすると大きくなります。)

左はケンコーの2xテレコンMC-7使用、右はタカハシ製バリ・エクステンダー(当店が販売させて頂いた中古品)使用です。どちらも像の平坦性や解像感は良好ですが、MC-7使用時には倍率色収差が目立ちます。一方、バリ・エクステンダー使用時には色収差もなく、周辺部までクリアな描写です。拡大光学系はマスターレンズとの相性がありますが、やはりタカハシ純正の組み合わせは良い結果が得られることがわかります。FC-100もバリ・エクステンダーも古い製品ですが、デジタル時代にも十分に通用しますね。

【撮影データ】
左:FC-100+KenkoMC-7(2倍テレコン):2015年12月18日17h28~29m 露出各1/100秒 
右:FC-100+バリ・エクステンダ+バリチューブ1個:2015年12月18日17h09~10m 露出各1/80秒
共通:ペンタックスK-30ボディ タカハシFC-100 ISO800 20コマ合成 90s赤道儀 
20151218test_2.jpg


下はニコンCOOLPIX P340によるモザイク合成画像です。センサーサイズの小さなコンパクトデジカメで撮影した画像(露出時間が短くできるメリットあり)をモザイク合成することで素晴らしい解像感が得られています。シーイングは良くなかったとのことですので、もっと凄い画像が得られる可能性もあります。注目の撮影手法ですね。

【撮影データ】
2015年12月18日18h02~07m ニコンクールピクスP340(1219万画素1/1.7型原色CMOSセンサー)
タカハシFC-100 タカハシ90s赤道儀 コリメート法撮影 
露出各1/100秒 ISO800 ペンタックスXP14mm
各20~25コマ合成の6画像をモザイク合成
20151218moon_Coolpix-P340.jpg
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