StarSense Explorerを様々な機材で使えるようにする方法

 セレストロン製StarSense Explorerシリーズの天体望遠鏡には、専用アプリをインストールしたスマートフォンをスマートフォンドックに装着することで電子ファインダーにできる機能が付いています。スマートフォンドックまたは同等機能のホルダーが他機種に装着できれば、その機材で電子ファインダーが利用できることになりますので、その方法を探ってみました。スマートフォンドックを使わず、スマートフォンにミラーやプリズムを取り付けて市販のスマートフォンホルダーなどを利用する方法も考えられますが、それよりもスマートフォンドック(軽量かつ頑丈、なかなか良くできていると思います)をそのまま利用するのが得策と考え、その実現方法を考えてみました。

 その結果、スマートフォンドックの下側センターに1/4インチネジが通る穴を開け、市販のマジックアーム(カメラ用品)を取り付けることにしました。ネジ1本止めですので、緩み止めにスプリングワッシャーを、回転止めに歯付きワッシャーを使ってしっかり固定しています。マジックアームは市販品がいろいろありますが、金属製のしっかりした作りのものを選びました。プラスチック製のものは剛性・強度不足ですので避けたほうが良いです。その他、様々な方法で機材に取り付けるためのパーツ(ファインダー用アリガタ、止めネジなど)を用意しました。下の画像をご参照下さい。
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 鏡筒バンドに取り付けたブリッジプレート(アルカスイス互換)への装着例です。クイックリリースクランプ・プレート経由でネジ止めしています。
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 ファインダー台座への装着例です。MORE BLUE製のファインダー台座用アリガタを利用してネジ止めしています。
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 鏡筒バンド(鏡筒はSky-Watcher BKP200/800LPF)のカメラ雲台用1/4インチネジを利用した装着例です。
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 カメラのアクセサリーシューへの装着例です。
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 クイックリリースプレート(アルカスイス互換、ロングタイプ)やクランプを利用した装着例です。スマートフォンドックを外すことなくカメラやレンズを交換できます。
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 以上、ご参考まで。他にも色々な方法が考えられると思いますが、あくまでメーカー外改造ですので自己責任で実施して下さい。なお、スマートフォンドックはセレストロンStarSense Explorerシリーズ天体望遠鏡の付属品です。単品では販売されていませんのでご注意下さい。また、専用アプリも天体望遠鏡一式を購入してロック解除コードを入力しないと動作しません。

 StarSense Explorer LT 80AZ一式を展示中!税込特価39,600円です。

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