NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR SレンズによるM42
当店のお客様から、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sレンズで撮影したM42のRAW画像を提供して頂きました。16枚の画像をステライメージ9でコンポジット(加算平均)し、軽く処理した画像を掲載します。
PF(位相フレネル)レンズを天体撮影に使った場合、どんな結果になるのか興味がありましたが、PFレンズの欠点とされる「PFフレア」の発生が確認できました。概ね5等級より明るい星からフレアの影響が出始め、3等級より明るい星では顕著に発生します。昼間に野鳥や風景を撮影しても気になったことはなかったのですが、やはり天体という被写体はシビアですね。
ちなみにニコンのRAW現像ソフト「NX Studio」にはPFフレアを軽減する「PFフレアコントロール」という機能があるのですが、まったく軽減されなかったどころか、星雲の色が変化するなど逆効果(フレアでない部分をフレアと誤認しているのでしょう)でした。
【撮影データ】
撮影年月日:2022年9月30日03h56m~
カメラ:Nikon Z 9(IR改造なし、フィルターなし)
レンズ:NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
ISO1600、絞りF7.1(意図的に絞ったのではなく、設定ミス)
露出120秒×16枚コンポジット(加算平均)
赤道儀:Meade LXD-55(OnStep改造)
使用ソフトウェア:NX Studio、ステライメージ9、Photoshop 2022、DeNoise AI、Sharpen AI

今回の撮影にはパソコン不要のオートガイダーMGEN-3が使用されています。このオートガイダーはワンプッシュオートガイドが可能で、Start guidingボタンを一度押すだけでオートガイドが開始されます。結果は非常に良好で、f=100mm F2.8のガイド鏡で800mmの焦点距離が完璧にガイドされていました。
下の画像は、オートガイド中の画面です。

PF(位相フレネル)レンズを天体撮影に使った場合、どんな結果になるのか興味がありましたが、PFレンズの欠点とされる「PFフレア」の発生が確認できました。概ね5等級より明るい星からフレアの影響が出始め、3等級より明るい星では顕著に発生します。昼間に野鳥や風景を撮影しても気になったことはなかったのですが、やはり天体という被写体はシビアですね。
ちなみにニコンのRAW現像ソフト「NX Studio」にはPFフレアを軽減する「PFフレアコントロール」という機能があるのですが、まったく軽減されなかったどころか、星雲の色が変化するなど逆効果(フレアでない部分をフレアと誤認しているのでしょう)でした。
【撮影データ】
撮影年月日:2022年9月30日03h56m~
カメラ:Nikon Z 9(IR改造なし、フィルターなし)
レンズ:NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
ISO1600、絞りF7.1(意図的に絞ったのではなく、設定ミス)
露出120秒×16枚コンポジット(加算平均)
赤道儀:Meade LXD-55(OnStep改造)
使用ソフトウェア:NX Studio、ステライメージ9、Photoshop 2022、DeNoise AI、Sharpen AI

今回の撮影にはパソコン不要のオートガイダーMGEN-3が使用されています。このオートガイダーはワンプッシュオートガイドが可能で、Start guidingボタンを一度押すだけでオートガイドが開始されます。結果は非常に良好で、f=100mm F2.8のガイド鏡で800mmの焦点距離が完璧にガイドされていました。
下の画像は、オートガイド中の画面です。
