私物のバードウォッチング用双眼鏡について

バードウォッチング用の小型双眼鏡として「SWAROVSKI EL 8x32 SWAROVISION」を9年余り愛用してきましたが、最近になって外装ゴムが急激に劣化(ひび割れ+べたつき)してきたことから修理を依頼しました。修理には約3か月の納期がかかることから、その間に使う(その後もサブ機として使える)双眼鏡として「Nikon MONARCH HG 8x30」を選択しました。

ちなみに、SWAROVSKI双眼鏡は登録済みの正規輸入品なら10年保証です。今回はギリギリで保証期間内でしたので、無償修理の対象となりました。ゴムやプラスチックの部品、そして銘板も新品に交換され、ピントリングの調子も良くなって戻ってきましたので大満足です。(金属部分の塗装剥がれなどはそのままでしたが。)

修理から戻ってきた「SWAROVSKI EL 8x32 SWAROVISION」、そして「Nikon MONARCH HG 8x30」を並べてみました。口径差は僅か2mmですが、大きさ(体積)はずいぶん違います。重さもSWAROVSKIが580g、Nikonが450gと大きな差があります。

バードウォッチングでは双眼鏡を首からぶら下げて何時間も歩き回ることがありますので、重さは重要です。SWAROVSKIは私の感覚では重すぎて首に負担がかかって困っていたのですが、Nikonの軽さは非常に助かる(疲れない)ことを実感しました。

光学性能ではSWAROVSKIが総合的に上回っていると感じますが、Nikonもかなり健闘しています。価格が違います(SWAROVSKIの価格はNikonの約2.5倍です)ので、それを考えるとNikonのコストパフォーマンスは非常に良好です。

私は眼鏡をかけて双眼鏡を覗きますが、Nikonで気になったのは接眼目当ての位置調整です。クリック付きターンスライド方式の目当てですが、一番引っ込めた位置では不安定感があり、視界がブラックアウトし易く不快です。そこで1段(最初のクリック位置まで)繰り出すと約3mmも上昇し、視界がケラれてしまいます。中間の1.5mmほどの位置が一番覗きやすいことがわかりましたので、線径1.5mmのOリングで調整しました。Oリングは様々な線径のものが市販されていますので、うまく使ってベストポジションを見つけるのが良いと感じました。ちなみにSWAROVSKIは目当てを1段階引き上げた位置がベストポジションで、微調整の必要性は感じません。(私の場合は、です。眼鏡の種類などによって違う結果になるかもしれません。)



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