笠井トレーディングGS-150CCによる天体画像

 笠井トレーディングの純カセグレン鏡筒GS-150CC(D=152mm f=1824mm 標準接眼部仕様)による星野の試写結果(35mm判フルサイズ)を掲載します。当店のお客様に撮影して頂いた画像を私が軽く処理したものです。撮影対象はペルセウス座の二重星団です。

 GS-150CCは基本的に眼視用の鏡筒ですので専用フラットナーやレデューサーは用意されていませんが、ED屈折用やRC用の市販品が流用可能かどうかを含めてのテストです。今回はその第一弾として笠井トレーディングの「ED屈折用0.8xレデューサーII」を使った結果を掲載します。

【補正レンズ未使用の画像(D=152mm f=1824mm F12)】
 Nikon D800(IR改造品)、ISO3200、露出90秒x32(加算平均)、ダーク&フラット補正なし、トリミングなし


【ED屈折用0.8xレデューサーII使用(D=152mm f=1459mm F9.6)】
 Nikon D800(IR改造品)、ISO3200、露出120秒x30(加算平均)、ダーク&フラット補正あり、トリミングなし
gs150cc_reducer_08x_dc_190809_30_02_1320.jpg

【補正レンズ未使用の画像(D=152mm f=1824mm F12)】
 画面中心と最周辺部を拡大しています。補正レンズなしでは周辺像にボケと流れが生じているのがわかります。中心部はシャープです(像が僅かに流れていますが)。
gs150cc_190809_32_02_02.jpg

【ED屈折用0.8xレデューサーII使用(D=152mm f=1459mm F9.6)】
 画面中心と最周辺部を拡大しています。レデューサーが効果を発揮し、周辺像のボケと流れが大幅に改善されました。これなら十分に実用になりますね。いやー、試してみるものです。ちょっとびっくりな結果でした。なお、左上の星像がダルマ状になっていたり右下が僅かにボケていたりしますが、スケアリングの追い込みが不十分なのかもしれません。課題は残りましたが、むしろ今後どこまで追い込めるか楽しみです。総合的には十分に合格点に達していると判断しています。
gs150cc_reducer_08x_dc_190809_30_02_02.jpg


 ということで、ご注文お待ちしています。関連商品の税込価格は以下の通りです。ご不要機材の下取りも大歓迎!
 GS-150CC(標準接眼部仕様):62,640円
 GS-150CC(STマイクロフォーカス接眼部仕様):84,240円
 GS-150CC(V-POWERII接眼部(S)仕様):90,720円
 8x50mmファインダー&脚:9,180円
 8x50mm90°正立ファインダー&脚:10,044円
 MR-Finder:9,180円
 ED屈折用0.8xレデューサーII:19,440円
 M48大型Tリング(EOS用):2,160円
 M48大型Tリング(Nikon F&Ai用):2,160円
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