ビクセン・エクステンダーPH 試写結果

ビクセンから新発売のR200SS(D=20cm F4ニュートン反射鏡筒)用エクステンダーPHの試写結果(続報)です。以前に掲載した速報版もご覧下さい。今回も、当店のお客様に撮影して頂いた画像を私が軽く処理しています。

まずはSky-Watcher BKP200/F800(D=200mm f=805mmニュートン反射鏡筒)での撮影結果です。前回はスケアリングがかなり狂っていましたので、接眼部の調整ネジで追い込んでから撮影しています。35mm判フルサイズの最周辺部を拡大していますが、少なくともコマ収差らしきものはなく、シャープな像です。像の流れのようなものが僅かにありますが、スケアリングの微妙な狂いに起因するものと推測しています。この鏡筒は接眼部が必ずしも高剛性とは言えず、大きな隙間などもありますので、コンスタントに良い結果を得るにはチューニングが必須という感触です。或いは接眼部強化版のBKP200/F800 LPFを使用したほうがベターかもしれません。

【M101】 Nikon D810A、露出6分x8(加算平均)、ISO3200


m101_bkp200_800_6m_03_1004.jpg


次にタカハシMT-200(D=200mm f=1200mmニュートン反射鏡筒)による撮影結果です。F6の光学系ですが、35mm判周辺部まで良好な点像で、全く問題なく実用できます。エクステンダーPHの使用によりf=1680mm F8.4の長焦点光学系となり、系外銀河や惑星状星雲などの撮影に威力を発揮してくれます。

【M51】 Nikon D800(IR改造)、露出4分x16(加算平均)、ISO1600
m51_mt200_4m_02_560.jpg

m51_mt200_4m_02_02_1004.jpg


その他、エクステンダーPHを使って撮影した画像を何枚か貼っておきます。まだ未処理の画像もありますので、後日また追加する予定です。

【M65付近】 Sky-Watcher BKP200/F800、 Nikon D810A、露出6分x8(加算平均)、ISO3200
m65_bkp200_800_6m_02_1200.jpg

【M65付近】 タカハシMT-200、 Nikon D800(IR改造)、露出4分x16(加算平均)、ISO1600、トリミングあり
m51_mt200_4m_06_1200.jpg

【M8】 Sky-Watcher BKP200/F800、 Nikon D810A、露出6分x8(加算平均)、ISO3200
m8_bkp200_800_6m_02_1200.jpg

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