-30~40℃で機材を使うと・・・

先日のオーロラ遠征は6日連続の快晴に恵まれた反面、オーロラ撮影中の気温は-30~40℃まで下がるという過酷な環境でした。そんな中、持参した機材がどうなったかについて以下にまとめておきます。


ビクセンの天体観測用ライト「SG-L01」です。ヘッドライトにもなりますが、首からかけることもできます。電源を入れると赤色LEDが暗く点灯し、明るさの調整(より明るく)もできます。また、サブライトとして電球色LEDも装備しています。遠征中はずっとこのライトを使っていましたが、極端な低温下でもトラブルはまったくありませんでした。信頼できるアイテムです。



撮影にはニコンのデジタル一眼レフカメラを使いました。D810Aをメインカメラとして、D850をサブカメラとして持参しましたが、2台体制で大正解でした。今回のような過酷な環境下では2時間以内にシャッターが作動しなくなり、かつ液晶が応答しなくなるため、カメラを交換しながら撮影する必要が生じたからです。(一応、念には念を入れてNikon Z 6やマイクロフォーサーズ機も持参しましたが、出番はなかったです。)

唯一、リモートコードのケーブルに問題が生じました。低温による収縮や硬化が原因と思われます。こういう状態でも動作に問題はなく、撮影には支障がなかったのは幸いでした。(念のためリモートコードは5個ほど持参していましたが。)
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三脚はGITZO GT4552TS(4型5段カーボン)、雲台はGITZO GH3382QDを持参しましたが、まったく問題なく動作しました。三脚にはエツミの三脚グリップテープを巻いてあります。ジッツオの三脚や雲台は高価ですが、それに見合う信頼性は確保されていると感じました。
190221_01.jpg


2月6日24時頃の気温です。-34℃ほどになっていました。
yellowknife_190206_temperature.jpg
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