日食用の機材でテスト撮影

来年8月のアメリカ日食に持参予定の機材を使って太陽のテスト撮影を行いました。鏡筒はタカハシFS-60Q(D=60mm f=600mm)、カメラはAPS-CサイズのNikonD500とマイクロフォーサーズのLUMIX DMC-G7です。

結果はNikon D500の圧勝でした。解像感がまったく違い、かつ階調豊かで強引にコントラストを上げても破綻しません。ちなみに、どちらもRAWで撮影して16bit階調で処理しています。ソフトウェアはNikon D500がCapture NX-D、LUMIX DMC-G7がSILKYPIX Developer Studio 4.4 SEです。

これまではミラーやシャッターショックのないマイクロフォーサーズ機を使うつもりでいましたが、この画質では候補から外さざるを得ません。一方、Nikon D500はAEブラケティングで9コマ連写を繰り返しましたが、ブレはまったくありませんでした。ということで、使うカメラが変わりそうです。ブレないのなら10コマ/秒の高速連写は魅力的です。撮像素子のサイズが変わりますので、他の機材もそれに合わせて見直すかもしれません。

あと、F10の光学系にはD5フィルターは暗すぎますね。そのあたりもいろいろ検討してみます。

【追記&画像追加】
その後わかったことですが、LUMIX DMC-G7で撮影したRAW画像をPhotoshop CS6で処理したところ、階調不足が解消されました。使用するソフトウェアで画質に違いが出ることがわかりましたが解像感に変化はなく、やはりNikon D500が有利です。

Nikon D500(D5フィルター、ISO100、1/500秒)


Nikon D500(D5フィルター、ISO100、1/500秒):モノクロにしてコントラストを上げてみました。
DSC_3883_3m.jpg

LUMIX DMC-G7(D5フィルター、ISO200、1/1000秒)
使用ソフトウェア:SILKYPIX Developer Studio 4.4 SE
P1030312_2c.jpg

LUMIX DMC-G7(D5フィルター、ISO200、1/1000秒):モノクロにしてコントラストを上げてみました。
使用ソフトウェア:SILKYPIX Developer Studio 4.4 SE
P1030312_2m.jpg

LUMIX DMC-G7(D5フィルター、ISO200、1/1000秒)
使用ソフトウェア:Photoshop CS6
P1030312_ps_800_c.jpg

LUMIX DMC-G7(D5フィルター、ISO200、1/1000秒):モノクロにしてコントラストを上げてみました。
使用ソフトウェア:Photoshop CS6
P1030312_ps_800_m.jpg


撮影に使った機材です。今回は右のタカハシFS-60Qで撮影しました。左のBORG 67FL(80φカーボン鏡筒仕様)のテストはまた後日。
161119_01.jpg


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